Kototoi Windows アプリ マニュアル

USER MANUAL

Kototoi 使い方ガイド

Kototoi(こととい)は、Windows 11 のどのアプリにも声で文章を入力できる常駐アプリです。話す、整える、確認して送る。普段の文字入力を、自分に合った形へ育てていけます。

はじめに

Kototoi はタスクトレイに常駐して動作します。メール、チャット、ブラウザー、Word など、文字を入力できる画面で使えます。

必要なもの内容
対応OSWindows 11 x64
マイクPC 内蔵または接続済みのマイク
インターネットクラウド音声認識、AI校正、Kototoi音声チケットの利用時に必要です。
最初に確認すること管理者として起動しているアプリへ入力する場合は、Kototoi も管理者として起動してください。権限が異なると、文字を送信できないことがあります。

すぐに使う

初期設定後は、文字を入力したいアプリを前面に出して、既定のホットキー Right Ctrl を押すだけです。

STEP 01

開始する

入力したい欄にカーソルを置き、Right Ctrl を押します。

STEP 02

話す

フローティング画面で認識中の文章を確認しながら話します。

STEP 03

確認して送る

もう一度ホットキーを押します。必要なら直してから送信します。

音声入力の流れ

音声認識→音声ルール→AI校正(任意)→文字変換→確認・送信

設定する

タスクトレイの Kototoi アイコンから設定画面を開きます。マイク、ホットキー、認識方式、入力方法を順に確認してください。

認識方式を選ぶ

方式特徴AI校正
ローカル音声認識PC 内で処理します。通信や音声チケットは不要です。利用不可
Kototoi音声チケット
標準モデル
Sonioxを利用した、長時間の入力に向くクラウド認識です。利用可(サーバー経由)
Kototoi音声チケット
高機能モデル
高精度のクラウド認識です。標準モデルより消費量が大きくなります。利用可
Soniox API(Pro)ご自身の Soniox API キーでリアルタイム音声認識を直接利用します。利用不可
OpenAI API(Pro)ご自身の OpenAI API キーで音声認識・AI機能を利用します。利用可

Soniox と OpenAI の API キーは Windows Credential Manager に安全に保存され、設定ファイルへは書き込まれません。通常版でも両設定タブは確認できますが、Pro 専用として無効表示されます。

プロファイルでアプリごとに切り替える

プロファイルは、対象アプリごとに認識やルール、文字変換を切り替えるための設定セットです。たとえばメール用、Excel 用、プログラミング用を作成できます。

プロファイルの文字変換を設定する

プロファイル編集の「基本設定と変換」では、英数字・記号・空白の文字幅、数字、3桁カンマ、句読点、空白削除、送信末尾などを設定できます。

設定動作
行末句読点を送信しない確認画面の文章は変えず、送信時だけ各行末の句読点を除去します。文中の句読点や小数点は残ります。
送信末尾送信する文章の最後へ改行またはTABを追加します。行末句読点の除去を有効にした場合は、句読点を除去してから追加します。
メールやチャットで便利「行末句読点を送信しない」は、入力欄側で句点を付けたくないプロファイルだけ有効にできます。除去対象は 。、、、.、,、.、,、!、?、!、? です。

音声ルールを使う

よく使う単語、定型文、入力中の操作をルールに登録すると、認識後の手直しを減らせます。設定画面の「プロファイル・音声ルール」から、対象プロファイルを選んで管理します。

ルールの種類

種類用途例
エイリアス決まった読みを別の表記にします。「こととい」→「Kototoi」
辞書固有名詞、同音異字、表記ゆれを固定します。「生成AI」
文章置換認識結果の一部を別の文章へ置き換えます。定型のあいさつ
コマンド音声入力中に編集操作を行います。改行、取り消し、一文字削除
スニペット長い定型文を短い発話から入力します。メール署名、住所
コマンドを安全に使うにはコマンドを利用するには接頭語の設定が必要です。設定した接頭語を付けて発話すると、通常の会話を操作命令として誤認しにくくなります。

辞書・文字置換で表記を整える

固有名詞や専門用語は、辞書ルールに正しい表記を登録しておくと、毎回の修正を減らせます。言い換えや定型の文章には文字置換を使います。

したいこと動作区分登録例
製品名を正しく表記する辞書トリガー:こととい / 置換結果:Kototoi
認識されがちな別の語も吸収する辞書または別名トリガー:ギットハブ / 置換結果:GitHub
決まった言い回しに置き換える文字置換トリガー:よろしく / 置換結果:よろしくお願いいたします。
定型文をまとめて入力する定型文トリガー:署名 / 置換結果:メール署名の本文
  1. 「プロファイル・音声ルール」から対象のプロファイルを選び、ルールを追加します。
  2. 「動作区分」で辞書または文字置換を選び、認識される言葉を「トリガー」、正しい文章を「置換結果・代表語」に入力します。
  3. まずは完全一致で登録し、文章の一部にも適用したい場合だけ前方一致・後方一致・部分一致へ変更します。

複数のルールが同じ言葉に一致する場合は、優先順位の小さいものから適用されます。個別プロファイルのルールは、共通プロファイルのルールより先に処理されます。

コマンドとキー送信を使う

コマンドルールは、文章を入力する代わりに操作を実行するルールです。操作したいときだけ接頭語を付けて発話します。たとえば接頭語を コマンド にした場合、コマンド 改行 のように話します。

操作用途設定例
文字の挿入記号や短い定型文を現在のカーソル位置へ入れます。insert|〒
キー送信改行、Tab、ショートカット、カーソル移動などを送信します。key|ENTER、key|CTRL+S
アプリ起動指定したプログラムを起動します。run|notepad.exe
URLを開くよく使うページを既定のブラウザーで開きます。url|https://example.com/
待機複数操作の間に待ち時間を入れます。wait|500(ミリ秒)

コマンドの編集画面では、「操作」に 種類|値|引数… の形式で1行に1件ずつ登録します。複数の操作は上から順に実行されます。キー送信は、入力先アプリが前面にあることを確認してから使ってください。

まずはテストで確認「ルール実行テスト」では、認識結果にどのルールが一致するかを確認できます。キー送信、アプリ起動、URL表示などの外部操作はテスト中には実行されません。

AI校正と辞書候補

対応する認識方式では、音声ルールの後に AI 校正を実行できます。誤字、脱字、句読点などを整えた文章を確認画面で原文と比較でき、採用する文章は自分で選べます。

Kototoi音声チケット

Kototoi音声チケットを使うと、外部サービスとの契約や API キーの設定なしにクラウド音声認識を始められます。会員ページで残り時間の目安と購入履歴を確認できます。

困ったときは

音声が認識されない
  • 設定画面で正しいマイクが選ばれているか確認してください。
  • Windows のプライバシー設定で、デスクトップアプリのマイク利用が許可されているか確認してください。
  • ローカル以外の認識方式では、インターネット接続とチケット残高も確認してください。
認識結果が入力先へ送られない
  • 入力先のテキスト欄にカーソルがあることを確認してください。
  • 入力方法を Ctrl+V、Shift+Insert、Unicode 入力のいずれかに切り替えて試してください。
  • 対象アプリが管理者として動作している場合は、Kototoi も管理者として起動してください。
意図しない表記になる

対象アプリ用のプロファイルが選ばれているか確認し、辞書またはエイリアスへ正しい表記を登録してください。既存ルールの優先順位や対象プロファイルも見直します。

よくある質問

設定やルールは更新・アンインストール後も残りますか?

設定、音声ルールのデータベース、Credential Manager に保存した API キーは、通常は更新やアンインストール時に維持されます。

AI校正の文章をそのまま送る必要がありますか?

いいえ。確認画面で原文と校正後を見比べ、必要に応じて編集してから送信できます。

Pro 版でできることは何ですか?

Kototoi Pro では、ご自身の Soniox または OpenAI API キーを使った音声認識と、OpenAI利用時のAI校正用プロンプト調整ができます。自己 API 利用時の料金は各サービスへ直接支払われ、Kototoi音声チケットは消費しません。